一般に大極紋は、いろいろなところで用いられていますが、この模様に深い意味があることはあまり知られていません。少しこの模様について鄭先生のお話を基に述べたいと思います。

この模様の起源は、甲骨文字(BC6000頃)の時代から原型があったそうです。
河図洛図(古代中国の天文学の基礎となる図)にその起源を見ることができます。
古伝太極拳のコーナーでも述べたとおり河図洛図は、天と地の星と地の州の数で宇宙を表現しました。
つまり天地の陰陽を表現したのです。そして、この模様も天地の陰陽を表現したものです。

形の由来は、諸説有りますが、2匹の魚が水中で円形に泳ぐ様子を写したものと云われています。
つまり、陰陽が動き回っているつまり地球が回っている、天空が回っている様子を魚に例えて表したものです。中国の道教(仙道)は、基本的に口伝で形に残したとしても比喩的な表現や偽物化されたものが多いいのです。
また、今の形になったのは、そんなに古いことではなく、1000年間ぐらいに孫子兵法の中で竹冊に描かれ紙ができて頃に定着したようです。その後も、陶器に焼かれたりして、その意味や由来をを残すものもありましたが、次第に忘れ去られて、太極紋として意味が伝えられず広まっていったようです。

さて、この太極紋には2種類が存在します。あえて言うならば「表」と「裏」になります。
一般的に用いられる太極紋はこちらです。左回りです。万物にエネルギーを与える意味を持ち自動車に例えるならばアクセル的な意味を持ちます。地球を意味し
ます。地球の自転の方向と思えば覚えやすいですね。
その逆です。右回りです。万物のエネルギーを吸収します。停止させます。
ブラックホールです。陰です。北斗七星の動きです。すなわち、天・宇宙を意味します。ちなみに道の紋は、こちらです。
以上の話をまとめると古伝太極拳も緩やかな動きの中で絶えず動くことが基本で特に足が動くのが基本となります。つまり、制定太極拳との最大の違いは、古伝太極拳は常に動いているということです。「生き物は、常に動く。だから止まっているところはない。」(鄭先生談)自然道場の皆さん。以上を踏まえてこれからも練習に励みましょう。

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